「Human Nature」 2001年。ミシェル・ゴンドリー監督。 チャーリー・カウフマンが脚本で スパイク・ジョーンズが製作。 豪華クルーだ。 狼として育った男と 体中が毛むくじゃらの女と テーブル・マナー狂の変人博士をめぐるヒューマン・コメディ(?)。 「マルコヴィッチの穴」のコンビ+ ゴンドリー節が炸裂した 几帳面でファンタスティックな映像。 ただのコメディではなく、痛烈シニカル。 自然 V.S. 進化の果てというか、なんつーか。 マルコヴィッチを観て好印象だった人は 多分この作品にも同感想だと思う。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 私、常日頃、映画を観るようになったのは 20代半ば頃からと遅い方だ。 相当偏ったセレクトなので 「私、映画鑑賞が大好きなんです」とは 恐れ多くて言えない。 (もしかしたら、好きじゃないのかもしれない) 夏に代官山の蔦屋書店でDVDをレンタルした際、 「映画百選」みたいなオマケをもらった。 大量の作品を紹介しているそれをぱらぱら読んだけど、 私が観たことある作品なんて 「フォレストガンプ」 「燃えよドラゴン」だけだった。 世間一般の「映画」という認識と、 私の選ぶ「映画」のと差は、なかなかある方だ。 (私の周りの人達は この差がある人の方が断然多いとは思うけれど) 20歳の時に 「タイタニック」を劇場で観て 「どこが良いんだかさっぱり分からない」発言をしたら 周囲に非難された。 そうそう、ずっと変わらないこの[感じ]。 映画に求める「楽しさ」「感覚」、 人それぞれ。 で、それからたくさんの映画に触れてきているけど 「超大作」 「全米No.1」 みたいな、退屈な模範的な監督作品じゃなく、 最近の人だと ミシェル・ゴンドリーや こないだも書いたマイク・ミルズとか ジャン=ピエール・ジュネ(←最近の人ではないけど) みたいなあの雰囲気というか・・・ 一般的な「映画」の捉え方とは少し違う監督作品に やっぱり惹かれるのだ。 ゴンドリーの作品、 PVではDaft Punk「around the world」は、ぴかいち。 「Eternal Sunshine」では大号泣、 「恋愛睡眠のすすめ」も大切な作品、 「Be Kind Rewind」は 是非映画が好きな人こそに観てもらいたい。 ↑この[映画好き]の意味合いは みなさんのご想像にお任せ致します。 ゴンドリー待望の新作「The We and The I」、 日本で4月公開予定!楽しみすぎる!
by lefthandedcoconut
| 2013-01-14 23:20
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