いつものことですが
「ゴールデンタイムが終わったら映画をたくさん観てやる!」 という意気込みを実行。 「Week End」1967年制作。 ジャン=リュック・ゴダール監督。 混沌と混乱が渦巻くショッキングな映像マジック。 都会の生活から抜け出した 一組の夫婦を待ち受ける、狂気と悪夢の週末(ウィーク)旅行(エンド)。 ゴダール作品はランダムでディグしてますけど '60後半からはしばらく政治一辺倒の内容なので それらの作品の意味はさっぱり理解出来ズで 嗚呼、私はやっぱり ゴダールよりトリュフォーが好きだなって思っていた矢先 遂に!出会ってしまった! こんなにもアナーキーでかっこいい作品と! それにしてもここまで 車のクラクションが鳴り止まない映画を初めて観た。笑。 尋常ではない車渋滞の果て 集団ヒステリーを起こした人々が 横転・炎上した車、血まみれの人達などなど 地獄のようなの数々の事件事故のシーンでの カメラワークのパンの長さといったら!圧巻! 園監督作品かってくらいの多量の血!血!血! 森の奥深くをアジトとする怪しげな集団は ドラムセットを湖のふもとで叩き続けて、 そのビートなんのその、残虐な行為が始まる。 さすがゴダール作品、 ファッションなどの色彩感覚やクラシック車の数々など 最高に美しい。 途中ゴダールお馴染みのトリコロールのテロップの数々も アイデア満載で、 0から数字が増えるな、ああ、車のメーターね! これには驚いた。 全くジャンルは違うんだけど キューブリック監督「時計仕掛けのオレンジ」くらいの ショッキングな気持ち悪さが何とも痛快。 今のところ、「ゴダールの作品で何が好き?」て質問されたら 「未来展望」 「勝手にしやがれ」 「Week End」 ・・・このあたりを推します。 (古い作品しか観てないなぁ)
by lefthandedcoconut
| 2012-12-18 23:29
| sight
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