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マザーウォーター

これ、9月入ってから観たんだけど、書き忘れてた。

「マザーウォーター」
「かもめ食堂」「めがね」「プール」など、
人と場所との関係をテーマにした作品を撮り続けてきたプロジェクトが
豊かな水の流れを持つ街・京都を舞台に描いた人間ドラマ。
ウイスキーしか置かないバーを営むセツコ(小林聡美)、
コーヒー店を開いたタカコ(小泉今日子)、
豆腐屋のハツミ(市川美日子)ら
“水”にこだわる3人の女と、彼女たちにかかわる人々の日常をつづる。

監督、松本佳奈。2010年。

このシリーズは初めて観たんだけど
とにかく、時間の流れがのんびりしている。
言葉にし難い「世界感」や「間」の中で
誰よりも強烈な魅力を発しているのは
小林聡美でもキョンキョンでも加瀬亮君でもなくて、
「もたいまさこ」だと感じた。

もたいまさこ、唯一無二だよね。偉大だ。
「やっぱり猫が好き」は幼少ながらに楽しんで観ていた。
それからしばらくして、
多分フジテレビのドラマで
ホームレスの役を演じていた。
冬の冷たくて流れの速い川に、
誤って落ちてしまった子供を
自ら川に飛び込んで
流れに流されながらも助けに行くという役だった。
スタントで撮影する予定だったそうだが、
もたいさんが自ら川に入ると志願したそうだ。
このエピソードは印象深すぎて憶えているんだ。
試写会などの挨拶の時のファッションも見所あるよね、
スカートの丈とか襟や袖のデザインからフォルムまで
もたい節が垣間みれる。
トリココムデギャルソンも似合いそうだ。

ハナシそれちゃった。
マザーウォーターの話題に戻そう。
ナチュラル志向な作品を通して
せかせか忙しくしている自分が小さいなって気がついたような。
そうそう、それと私もウイスキーを飲んでみようかなってね。

by lefthandedcoconut | 2012-09-17 23:11 | sight
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