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Charade

中学の頃、彼女見たさに
レンタルビデオ屋で立て続けに借りたんだ、ヘプバーンの作品を。
確かその頃リバイバルだったような。
世の中にはこんなにも美しい人がいるんだなぁと
平たい顔の田舎の中学生は驚愕。

とはいえレンタルした中で記憶にあるのは
「麗しのサブリナ」「昼下がりの情事」。
(「ローマの休日」や「ティファニーで朝食を」は
TVで散々放映されているからレンタルしていない)
しかし、中学生の私。
映画を楽しむ=作品内全てを納得することだと勘違いしていた、
字幕も見逃しちゃいけないとか、分からないということがあってはならないとか。
感受性が乏しすぎる子供だったと、今振り返るとそう思う。
だから、大人になるまで映画を好きにはなれなかった。

そんなこんなで近頃になって、自分の中でヘプバーンの[つづき]が。
「シャレード」は観ていないなと思い立って、数10年の時を経て、観た。

1963年。アメリカ。
富豪の妻(ヘプバーン)が、
謎の死を遂げた夫が盗んだとされる25万ドルの陰謀に巻き込まれる。


サスペンスとロマンス。
ヘプバーンの衣装は全てGIVENCHY。これだけでも見所満載。
クラシカルなコートや数々の帽子、大きめのレンズのサングラスなど
今でも色褪せない最強コーディネイトが楽しめる。
舞台の殆どがパリ、景色や眺めもすこぶるいい。
流れも会話も音楽もなかなかのテンポの良さ。
字幕/日本語に翻訳した人のセンスもいいなと思った、
ヘプバーンの賢いナイスボケ発言の数々がね、この作品の魅力のひとつ。
このオープニングがまた、たまらないのよ。

by lefthandedcoconut | 2012-04-18 23:32 | sight
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