フェリーニの作品を観るの、久しぶり。
「アマルコルド」以来だったかな。 フェデリコ・フェリーニ監督。1955年。モノクロ。 「IL BIDONE」 邦題:崖 詐欺師のアウグストは、仲間のピカソやロベルトと共に 僧侶の扮装で貧しい庶民をだまして 献金をかすめとる生活を送っていたが、 昔だました男に見つかってしまい、監獄送りになる・・・。 3人の詐欺師の姿を通し、人間の本質とは何かを描く。 フェリーニの音楽はいつも良い、ニーノ・ロータだよね。 さて、『映像の魔術師』と称されるフェリー二、 具体的にはどの辺りの作品からそうなったんだろう。 「8 1/2」かしら。 この作品はストイックで暗い。 フェリーニ特有の厭世観は このあたりの作品が基礎となっているのかもね。 私にはフェリーニ作品は 「8 1/2」「アマルコルド」が 印象が強すぎて この「崖」私に早すぎたような。直球すぎたような。 全く別物だけど 名作「ウディ・アレンの重罪と軽罪」を思い出しながら観た。 全編イタリア語なんですが 字幕なしで自信満々で理解できたのは 「アリーヴェデルチ!」だけでした。 (ジョジョ5部のお陰) 余談ですが フェリー二の命日って1993年10月31日だそう。 これ、リバー・フェニックスと全く同じ命日。 (で、誰かの誕生日でもある) 年代もフィールドも全く別な男だけど、 映画好きな人には避けて通れない2人が 同じ日に雲の上に行ったんだね。 私が死ぬ日は どこかの有名な映画人と同じだったりするのかな。 んなこと誰も気に止めないだろうけど。
by lefthandedcoconut
| 2013-09-29 23:59
| sight
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