監督・脚本・主演ウディ・アレン。1997年制作。 ニューヨークに住む作家のハリー(ウディ)は これまで自分や周りの人々の私生活を元にした作品を書きベストセラーとなっていたが、 最近ではネタもなくスランプ気味。 更にプライベートを書きまくった為 当然ながら3人の元妻や不倫相手から 怒りをかっていた。 まず、映像の手法に驚いた。 ジャンプカットを巧みにくどくど使う。 DJがレコードを2枚使いして 同じフレーズを繰り返しプレイするのを 映像に置き替えたような感じ。 これを、強調したい シーンではない部分にも(!)やたら使用。 これは物語の中の「現実」と「非現実」 どちらも映像化させた この作品にはピッタリの技だなと思った。 それと、ウディといえば音楽。 粋なJAZZ(ビバップ)が楽しめた。 ハリーは恋多き男、次から次へと懲りずに恋やSEXに走る。 ウディ節コメディ炸裂な主人公は、何だか情けなくて憎めない。 70年代の「アニー・ホール」辺りの真剣勝負な恋愛話よりかは 恋愛色以上に別な何かにスポットが当てられた作品。 別な何かとは、私の言葉にしがたい。 私がもっと歳を重ねてからの方が、ぴったりな言葉が見つかるだろう。 それにしても、邦題のイメージとは相当違かったなぁ。 そうそう、ウディが演じたキスシーンが (若い彼女に手のひらサイズの箱に入った誕生日プレゼントを貰って 「セーターかな?」てボケながら中身を空けるシーン) とてもロマンチックで好きだ。 やっぱりウディは、繊細で神経質でユーモア満載で大胆で怜悧でセクシー。 たまりませんね。
by lefthandedcoconut
| 2011-10-08 23:30
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