マンハッタン。
1979年作品。 監督/脚本/主演ウディ・アレン。 2度の結婚を経験し、 現在は17歳の少女・トレーシーと付き合うアイザック(ウディ)。 彼は気まぐれで俗物的なジャーナリストのメリーとも恋に落ちてしまうが、 メリーは彼の親友の愛人であった。 これがまた、すこぶるいい作品。 恋愛模様というより人間模様が ウディならではの 皮肉で繊細な切り口で書かれていてね。 30代のメリー役のダイアン・キートンが 「頭のよい私はもっと愛させるべき」っぽい 台詞を吐くシーンで、ハッとさせられた。 17歳のトレーシー役のマリエル・ヘミングウェイが 「もっと人を信じなさい」という 台詞と共に主人公を宥めるシーンで、さらにハッとさせられた。 女って何だろうね? 最近とことん面白くないダメ人間な私の傷口に べったりと薬を塗ってくれるような作品。 モノクロで 映し出されるマンハッタンの街並は 美しくも切なくもある感じで。 ウディの作品は特にオープニングで ウディらしいクラリネットが聴こえてくる事が多いね。
by lefthandedcoconut
| 2011-07-26 23:37
| sight
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