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「第11回秘密の宮廷ゴールデンタイム」後記

世は12月の寒空だというのに、
あのフロアの異常な熱気は
決して空調のせいじゃないってば。


音楽によって
興奮して
高揚して
踊りまくる人達の熱さが
結合されていくと、あの現象になる。


すこぶるたくさんの人達と
その現象を味わえたこと、
この時間を共有出来たこと、
心から御礼申し上げます。


余談。
私はゴールデンタイムの際
必ずつけまつ毛をして挑むのが恒例ですが、
今回は初めてそのつけまつ毛が剥がれてしまった。
沸騰したフロアと
そうして熱されて過剰に瑞々しくなる身体のせいだ。
嬉しい悲鳴だけどね。



タイムテーブル順に
私の言葉サンプリングを失礼しやす。



「DJ 中村裕也」
個人的に中村君のDJを聴くのは多分4年振りとか。
COOL WISE MENが水戸でライブした時にDJしてたよね?
選曲の幅が広いのに纏め上手だなぁと感心して聴いてました。
そして、それから暫くDJはしていなかったよね?
そんなこんなで待ちわびてました!中村君を。
選曲の幅からセレクトまでハイセンスでスムーズ。
嗚呼、これこそ中村君ならではの成せる技。
ゴールデンタイムに新しい風穴を開けたな、そう思った。



「DJ HINACLE」
今回は普段以上にスクラッチプレイをまぶして
HINACLE流HIPHOPマナーが炸裂。
さりげなくOLD SCHOOLの名曲達が聴こえる、
apacheの数小節だけとか。
この「さりげない」という分量はまさに大成功でしょう。
以前も書いたけど、
音とスタイルがカテゴライズされるのはつまらない、
スーツ姿のDJが
HIPHOPをガンガンプレイする意外性とか、とてもかっこいいと思う。
今日のHINACLE、まさにそんな感じだった。



「TRIBAL BASEMENT (LIVE)」
中毒者続出、トライバルの変拍子とアラビア音階。
普段以上に迫力を増したステージングだったと思う。
くる、くるよ、くるよー!ほらっ!ドドドドドドカーーンッ!
ってジャンルは違えど4つ打ち名物の/あの爆発ポイントのようなスイッチが
トライバルにもしかけられていてさ。
今回もしかけに引っかかった乱舞者多かったね。ひひひ。
恒例コラボ/映写技師Mr.VTRとの世界も、最強。
あ、村上君の穏やかMCは恒例になってきた。いいぞー。



「DJ NaIan」
ゴールデンタイムWEBを制作してくれているNaIan、ありがとう。
毎回見かけはCOOLなDJingだけど、内容はとてもとても熱い。
steve miller bandの名曲/fly like an eagleの
何mixだか分からないけど
中盤あたりに流してたよね。
こんな辺りまで許容範囲なのかと驚愕。
NaIanの選曲はいつも気持ちのいい裏切りが多くて嬉しい。
ゴールデンタイムでのdance musicって括りは
DJ NaIanが1等賞でしょう。



「DODOITTSU(LIVE)」
今回はドドイッツ+チンパンジー feat.山猫の赤い猫!
ツインドラム/ツインベース/ツインギター/ボーカル/
サックス/ハンドソニック+暴力装置/赤い猫と総勢10名が
ステージ上をひしめきまくる妖怪ファンクミュージック。
最前列のみっちゃんのヤジをそのまま失礼。
「strip、4周年おめでとう!」
「えいちゃん!ナイスイベント!」
それにしても
今夜のドドイッツ、もの凄い盛り上がり!
赤い猫のパフォーマンスが花を添えていたね!
タイツを破って→また戻すという行為がヤバい、ウケた!



「DJ 237」
最年少DJチノパン。
だーけーど!甘くみちゃいけないよ、
ゴールデンタイムDJsで一番変態プレイ。
まさかのスクリューには
「やるじゃん」てアガった。
そんなこんなでゴールデンタイムでは異例の
2ケタBPM中心のプレイだったよね。
いいぞいいぞ、dubyな黒ーい世界もウェルカム。
それにしてもチノパンのプレイ時には
最前列に男性達が群がりやすいんだけど、
これは伸びるDJの証だと思います。今後も期待してます。



「SPECIAL GUEST DJ クボタタケシ」
以前どこかで語りましたが
「クボタさんのDJは、ホントにもの凄いよ。
いい曲だらけのセレクト、
しかも唯一無二のジャンル横断っぷりでね。
音楽を何となく好きな人も
音楽をドープに好きな人も
わしづかみされちゃうからね」と。
もう、この言葉が間違いではなかった事実と
この言葉以上の激震だらけだったという
あの夜みんなで共有出来たことでしょう。

前半から中盤にかけての
いとうせいこうのmessageのインストが流れた時、
泣きそうな位嬉しかったな。
後半「day dream believer」の大合唱は最高潮。
ダイナミックなジャンル横断の旅だったね、
ダブもラテンもロックも和モノも歌もの(かまってちゃんとか!)も
ソウルもレゲエも。もう、書ききれないよ。
クボタさん、やっぱり凄すぎる。
「HIPHOPの人」ってイメージなんかじゃ
収まりきれない素晴らしい腕っ節のDJだということと、
DJだってあんなにフロアを湧かすことが可能で
みんなであんなにまで楽しむことが出来るということを実現してくれました。

そうそう、
ブース付近のお立ち台(正確に言えばテーブル)に
セクシーダンサー:山猫の赤い猫と黒い猫が登場。
クボタタケシ feat.山猫の赤い猫と黒い猫!
クボタ氏、彼女達に大絶賛でご満悦だった!
みーちゃん、かっちゃん、マジで素晴らしかったよ!
これぞ水戸名物!



「DJ AGAGA」
箱庭十八番の和モノから
キミドリ(!)の「黒い黒い溝の中ーっ」まで披露。
今夜はクボタタケシ氏へ敬意プレイでしょうね。
特にDJをしている人は、
クボタさんの凄さ深さへ計り知れない程尊敬の念でしょう。
そして、ご本人目の前で
いとうせいこうのmessage元ネタ
「mighty sparrow/tour of jamaica」を。
うひゃー、これ、オリジナル盤!?
思わずブースまで近寄ってレコードを確認した私。笑。


それにしても今夜のゴールデンタイムDJs、
最高にバランスの取れたお料理達だった。



「PREPARATION SET (LIVE)」
つくばから参戦。
今回のダークホース4名様。
ドラム/ベース/ギター/たまに鍵盤ハーモニカ/ミキサーなど。
いやー、夜と朝の間のDUBサウンドに
ノックアウト者続出。かっこよすぎる。
あのミキシング機材に
お客さん達も操られちゃったような感じだ。ディレイ。
とにかく音が厚い、熱い。
DUB 80%、ROCK 15%、残り5%は何だろなー。
インストバンドってボーカルの言葉が無い分
音の広がりや可能性が大きい、でも、
このバンドにはそれ以上のモノを感じた。



「QUALIA (LIVE PAINT)」
今回新たなキャンバスに何と、ベース(4弦の楽器)も登場!
DJやライブの様子も大いに消化しながらの
QUALIA君が描く世界を
見つめる人達も大満足。
垣間みる花の絵が、セクシー。


「五嶋英門 (ILLUSTRATION)」
毎度大好評のフライヤーのドローイングは
言わずもがな:五嶋さんmade。
今夜はMr.VTRの作業席で時々Mr.五嶋英門であったり
チェックのマフラーを引っぱりながらのダンスだったり。
そう、「すあま」心からありがとう!激旨だったよ!



「青山真也 (MOVIE)」
オープン前の準備中、会場のバブルに電動ドリルの音が響き渡る。
青山君とおのでらすみのちゃんの突貫工事だ。
そんなこんなで
ラウンジにおとぎ話の小屋のような仕掛けが出現。
映像の内容も青山君の塩梅でプレイ。
秘密の宮廷ならではの味付けでしたね。



「te (CLOTHING)」
ラウンジの赤がかった照明の中
生成色の宮廷着が、6体浮かび上がる。
デザインからパターン、
仕上げまで全て!オリジナルメイド。
細部のディティールまで、泣けます。

あれらを身につけた宮廷人は
さて、オンガクを奏でるのか
優雅にダンスを踊るのか、
宮廷料理を作るのか、食べるのか。
物語は、まだまだ続きます。



「Mr.VTR (VIDEO 映像、音声出力)」
リハーサル中、
Mr.VTRの心臓部と言っても過言ではない
プロジェクターが、動作出来ないことに気がつく。
本人が「僕は今夜は欠席だな」と言い放った瞬間、
目眩が起こりそうなぐらつきに襲われた。
ステージ上に
VTRさんの映像不在のゴールデンタイムなんて信じられない!
でも、「どうにか方法を考える」と
VTRさんが作り上げた新装置がステージ横に登場。
いいよね、あのぼんやりした怪しげモニター風装置。
そして、奇跡のプロジェクター復活。
本当に本当によかった。



「左利きの脳みそ (OBJECT 雰囲気作り)」
今回は10mの天井の仕掛けにチャレンジ。
またの名は、暇人の成せる技。
ミラーボールに便乗した隙間産業/工場制手工業。
約3200個の輝き、普段の3割増の眩しさは実現のつもり。


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チェックワンツー!

by lefthandedcoconut | 2010-12-11 23:20 | hearing
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