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無神経にも、ほどがある

今日は歯科医院へ。
疑惑の虫歯の進行が予想以上に悪くて、神経を抜かれた。
しかも、1本の歯には神経の根っこが
2〜3本しかないはずなのに、
私のこの歯には4本もあった。
先生:「これは、珍しいですよ」と
作業に手こずっていた。
いやー。麻酔もたくさん投与されて
覚めたら痛い痛い。
歯茎を通り越して、骨が痛い。

でもね。
ただ、虫歯の治療だけという
軽い気持ちで行った私には
あまりにも衝撃的すぎる診断が下された。

先生:「あらら、親知らズ。上の左右に。
これは近々抜きましょう、必要ないですから」

左側にあるのは承知していたけれど、
まさか、まさか。
この世の果てのような気分になった。

私、子供の頃から相当のビビリだし痛がりで、
歯科医院で麻酔される時は
「心の準備がまだなので」
なんて言い訳して
治療を中断させたりしていた。
痛くて頭にキタ時なんて
ドリルマシーンが入っているまま
口を閉じてやって、医者を困らせたりした。

でも、流石に30代のオトナだからね、
あの耳障りな機械音は
「超高速ノイズミュージック」と思って我慢出来るし、
麻酔なんてどのタイミングでも
打っちゃってーと余裕である。
そうそう、目を閉じていないと
恐ろし過ぎていられなかったけれど、
近頃は目を開けて
治療の過程や機具も確認するし、
私の視線で
医者や助手にプレッシャーかけてやると
意地悪すら出来る。
(目隠ししない歯科だからね)


でも。
きっと、親知らズには、余裕にはなれない。



親知らズを、簡単に説明します。
1:猿からヒトに進化する過程で、
顎は小さくなっていったけれど
歯の数は変わらなかった。
だから溢れ出てしまった位置に生えてきてしまう。
ちゃんと、親知らずがきちんとした方向で生えて
フレームインしていれば、抜歯の必要はない。

2:親が子供の歯の状況を
把握しなくなる頃から生えてくる歯。
だから「親知らズ」。


私のかわいい後輩は、
確か一昨年に親知らズを抜歯したけれど
なかなかのクセ者だったそうで、
歯医者ではお手上げ・口腔外科で処置して
術後は痛み止めの点滴を打つ日々であった。
そうそう、抜歯の前日に
「最後の晩餐」なんて言いながら
居酒屋に焼鳥食べに行ったんだった。

私、親知らズを抜歯するスケジュールが決まったら、
みんなを外食に誘いまくるよ。
だから、快くOKして。


奥歯を抜くと
顔が小さくなるって聞いたことがある。
だから、これは特殊な美容整形だと思って
治療をうけてたとうじゃないか。親知らズ整形。


追記:歯が丈夫だと、長生きすると耳にする。
このお方はきっと歯が丈夫だっただろう。
世界が誇る、大野一雄。R.I.P。
by lefthandedcoconut | 2010-06-02 23:10 | touch
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